Zabbixサーバ構築(序章)

昨年より,とある製造業の企業と契約させて頂いている。
業務内容はネットワークを中心に社内インフラの運用・管理・保守全般を支援である。
今までベンダー系の企業を数社渡り歩いてきたが,ユーザ寄りの情報システム部は初の体験だった。
インフラと言えばサーバやネットワークの運用・管理だが,ベンダー系では当たり前だった事がここでは当たり前でないことに驚いた。サーバやネットワークの監視をしていないのである。
インフラを守り,安定運用するためには欠かせない仕事である。
ユーザ部門から「サーバにつながらない」「ファイルサーバが見えない」などの連絡があって初めて確認や対応に乗り出すという後手の運用を目の当たりにした。「この状態でよく回っているな」というのが率直な感想だった。

今回,私の契約内容は「インフラ業務支援」だが,先方の希望する主な業務内容は「社内ネットワークの現状把握」であった。数拠点ある製造工場のネットワークが現場で独り歩きし,情報システム部が現状を把握できていないのである。
工場のネットワーク強化や無線化,これから来るであろう5G技術の導入など,それらに対応するには現状を把握していない事は致命傷である。
そこでまず,情報システム部が把握しているWAN,LANの資料を紐解き,全体像を把握した。
そして各工場へ出向きネットワーク構成図を作成することを始めた。